vanilla
こちらはヒナの二次創作ブログです。 取扱は黒バス・黄黒SSとなっております。

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アニメ第18Q感想

 アニメ第18Q!  
 番組後半の試合演出はアニメならではって感じで、リコのモノローグがいい感じに重なっていて、わくわくわと魅入ってしまいました。
 まぁ何より見惚れたのは、黒子の白くてほっそい脚なんですけれども…。
 青峰とリンクでぶつかり火神と弾き飛ばされたその後、なんっスかね、あの女の子座り! 
 可愛い!の一言につきます。すごく似合ってます。さすが黒子っちです。あの細い指先もたまらないです。
 試合に負けた時のあの頼りない背中もたまらない。
 たまらなすぎて、アニメ見終わった後にSS書きました…。
  
 
 黄黒で試合後SSです。
 ト書きに誰の名前も出さない事をコンセプトに書きました。
 うまく雰囲気が伝わればいいのですが…
  背中  

 

 ――涙は出なかった。
 

 試合が終わり控室に戻る道、誰の目にも涙はなかった。
 けれども、誰より諦めなかった華奢に細い背中が。
 誰よりも皆をリードした1年生の肩が。
 今にも泣き出しそうに感じるのは、私も本当は泣きたいからだろうか。

 誰もが心配に彼を見つめる。
 けれども、誰もが…私も、声を掛けられずにいる。
 キセキの世代同士。過去、自分の光だった者との対戦。
 昔馴染みとの対戦。きっとそれだけじゃない深い思い入れがあったのだろう試合。
 ほっそりとた背中に、一体どんな言葉を言ってあげたらいいのか……。
「黒子っち…!」
 ここ最近で良く聞き慣れた声が響く。
 会場に来ていたのだろう。
 息せききって現われたのは、海常のエース、キセキの世代の一人だ。
 幻のシックスマンをいたく気に入っている彼の登場にチラッと視線を向けながらも、みんなは立ち止まる事なく控室に入って行く。
 いつもはライバルとして張り合ったり、同年の気安さで喋ったりしているうちのエースも今は静かに一度だけライバルに視線を向け、すぐにその背を向ける。
 きつく閉ざされたその唇が、後を頼むと言っている気がした。
だから。
 彼の明るさがほっそりとした背中を救ってくれる事を祈りながら、私はパタリと扉を閉めた。

「……黒子っち」
 閉ざされた扉を前に、動かないその背中に声が掛かる。
 ためらいがちに伸ばされる腕の存在を空気の動きで感じたのか、小さな唇が呟く。
「――…見ないでください」
「……」
「……今は、僕を見ないでください」
 頼りなげに、悲しげに、けれどその軸はいつだって凜としている者からの切とした訴えに、背中を見守る者が一瞬だけ相手の気持ちを感じ取り痛感に双眸を細めてから、優しく告げる。
「…見ないっスよ」
 応えながら、小さな背中に寄り添う。
「ただ、ここいいるだけっス」
「っ…」
 ほんの近くから届いた優しい音の連なりに細い背がぴくりと揺れ、感じる温もりにゆっくりと唇が開いてゆく。

「……負けました」
「……」
 呟かれた言葉に返事はない。
 それでいいとばかりに、小さな背中は言葉を続ける。
「勝つと、約束したんです」
「……」
「勝って、僕のバスケを認めさせたかった」
「……」
「……僕は、」

「僕は、彼に笑って欲しかったんたです」
 胸奥から吐き出し、哀しげに歪んだその瞳に。
 それでもまっすぐに強い瞳に。
 今はエールを。
「……大丈夫っスよ。いつか――」

 
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shima500

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Author:ヒナ
アニメ1話~5話、トドメに4話エンドカード!で落ちました…。
原作好きでアニメは観るの躊躇してた人間とは思えない堕ちっぷりっスよ…。

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