vanilla
こちらはヒナの二次創作ブログです。 取扱は黒バス・黄黒SSとなっております。

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進撃パラレル①

 うう、今日の進撃オンリ行けなくなっちゃいましたよ…。その悲しみでエレアルを一発書きしてみました。
 進撃中学とはまったく別物の学園パラレルです。エレアルを幸せにするだけの、オールキャラ風味なエレアル話です。このまま少しずつ続きを書いていけたらいいなと思ってます。アルミンの可愛いさを出しつつ、兵長を早く出すのがとりあえずの目標です。



 つづきから 学園パラレル① エレアルです。
「…ええと、エレンが半熟でミカサがスクランブルで、僕は両面焼きっと」
 パタパタとスリッパを鳴らしながらその小柄さを武器にこま目に動き回るアルミンは、キッチンでそれぞれの好みにあった朝食を忙しく作る。
「そろそろミカサが来る時間だから、エレンを起こさないと…」
 基本的にエレンの家で食卓を囲むのが幼い頃からの流れだ。
最後に自分用にと片手でフライパンに卵を落とし入れ、火力を加減し蓋をしてからアルミンは準備の整いつつあるテーブルをチラリと一瞥してから「よし。大丈夫」と呟きキッチンを出て廊下を歩いた奥にある幼馴染の自室の扉をノックする。
「エレーン? 朝だよ、起きてるー?」
 コンコン、と控えめなノックとともに扉を開ける。礼儀として一応は声を掛けてみるものの、この幼馴染が実際に起こされる前に起きていた試しはまったくといってないからだ。
「寝る子は育つっていうけど、エレンもミカサもちょっと育ち過ぎだよ」
 まだ自分達は中学に進学したばかりだというのに、とうに2人は170センチに達している。
うらやましい。そう声にならない視線だけを投げつけ、アルミンはまだ子供らしさを感じさせるふっくらと柔らかい頬を膨らませる。
 同じマンション。同じ階層に並んだ三つの家に3人の子供。
 性格はそれぞれ違えど、一緒にいる事がとても自然でずっと側にいた。
早いうちにミカサが両親を失くして、エレンの両親が後見人になってからはもっと側に。
 アルミンの両親が亡くなり、唯一の祖父を失くしエレンの両親が後見人になってくれた時からはもっと寄り添うようにして。
だから、小さい頃からいつだって一緒にいた幼馴染達と自分との食生活に、そう変わりはないはずなのに。
小さいながらも人柄も良く腕も確かな病院を経営する忙しいエレンの両親に変わり、小さい頃に母親に教わり料理が得意なアルミンが食事を作る事が多くなって、今では家庭料理だったら和洋中振る舞うことができる腕前までにはなっている。その食事で同じ様にして育ったはずなのに。
(まぁエレンは牛乳飲み過ぎだけどね…)
憧れている人に近付きたい一心でアレコレ画作するエレンは、こういってはアレだが可愛いとアルミンは思う。これはきっとミカサも同意見だから独りよがりな意見ではないはずだ。…2人よがりな意見にはなるとはおもうけれども。
「僕は部屋にこもって本ばっかり読んでるから、ちっとも伸びないのかなぁ」
 はぁ、と溜息を吐いてからアルミンはカーテンが引かれ薄暗い室内に足を踏み入れ、こんもりと丸く盛り上がっているベッドに近付き、その丸みを揺さぶる。
「エレン、起きなよ。もうすぐミカサが来るよ」
「――…ぅ、うう~ん…」
 起きてるんだか、まだ夢に魘されているんだか。よくわからない呻き声は毎度の事だからアルミンは気にせず布団を捲り上げる。
「ほら、ちゃんと起きる! またミカサに抱き起こされたいならそれでいいけど?」
 首を窄め、まるで亀が甲羅に落ち付くような姿勢…腕と足を折りたたむようにして寝ていたエレンの丸まった背を軽く叩いてアルミンはこの間の出来事を思い浮かべて思わずプッと噴き出してしまう。
「わ、笑うな!」
 アルミンのそんな一言で、飛び起きるようにして上半身をベッドに起こしたエレンの覚醒はすさまじい。
 そんなに心の傷になっているのだろうか。
(童話の中の、王子様とお姫様みたいだったけどな)
 キャスティングは逆転してたけどね。
 何度となく起こしても起きないエレンに焦れ、ミカサはそのほっそりとした身体の中に隠し持った類まれな怪力でもって同じ身長の(体重は筋肉の差でミカサが少しばかり重いが)エレンを軽々とお姫様抱っこをしてキッチンまで運びこんだのだ。
 その姿にアルミンは大きな瞳をさらに見開かせ相当に驚いたが、ミカサに抱えられ真っ赤な顔をして「なにやってんだ、ミカサ降ろせ!」とジタバタと手足を暴れさせ反抗するエレンに、涼しい顔付きのまま「大丈夫、軽いから」と歩く姿も優雅にキッチンにあるテーブルのエレンの席までエスコートをしたミカサは、なんだかもう整った美貌も相まって王子様の一言だ。
 羞恥に顔を真っ赤にして唇を尖らせる、まだまだ子供っぽい表情が似合うエレンだってコロコロと表情が変わるから分かりにくいが、その鋭い眼つきのせいか唇を閉ざし真剣な表情をすると途端に大人びた青年へと変貌を遂げる。
 それを裏付けるように、小さい頃にいっぺんに両親を失くしたミカサを誰より支えたのはエレンなのだから。
(…うん。お似合いだよね) 
 こんな感想を言ったら最後、拗ねて怒ったエレンを宥めるには色々と労力が必要だからアルミンは心中で留め、変わりにニッコリと笑う。
 隠した気持ちを誤魔化すみたいに。
「おはよう、エレン」
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アニメ1話~5話、トドメに4話エンドカード!で落ちました…。
原作好きでアニメは観るの躊躇してた人間とは思えない堕ちっぷりっスよ…。

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